ガラガラポン日記

複雑になってしまった問題を、一度ゼロにして、考え直してみる。

読書メモ『46年目の光』

『46年目の光』(ロバート・カーソン 池村千秋訳 NTT出版 2009年)を読了。 主人公(マイク・メイ)は、3歳で視力を失い、46歳のとき手術で視力を取り戻した。それだけだと、ハッピーエンドの話と思うのだが、実際は違った。視力を回復しても、それ…

読書メモ『偶然とは何か』

『偶然とは何か』(岩波新書 2010年)。著者は、竹内啓さん。氏の専攻は、統計学、経済学、科学技術論。 最初、タイトルをみたときは、哲学書かな?と思ったが、ちょっと違った。統計的な説明や、確率論、リスクマネジメントなどの記述もある。少し難しい…

読書メモ『戦争にチャンスを与えよ』

以前から読みたいと思っていた。図書館でようやく借りることができた。 著者は、エドワード・ルトワック。本書著者の紹介記事には、「戦略家、歴史家、経済学者、国防アドバイザー・・・」などと書かれている。一筋縄ではいかない雰囲気がある。 この本は、…

読書メモ『二酸化炭素温暖化説の崩壊』

『二酸化炭素温暖化説の崩壊』の著者は「広瀬隆」さんです。この方は、原発反対だけかと思っていたが、そうではなかった。 「地球温暖化」というのは、たびたび聞かれる言葉で、なじみが深い。温暖化の元凶は、てっきり「二酸化炭素(CO2)」だと思っていた…

読書メモ『国家の品格』

『国家の品格』(藤原正彦 新潮新書 2005年)。 たびたび他の本やブログで目にしたタイトルなので、どんなものかと思い図書館から借りてきた。一応読了したが、微妙な感じ。一部同意できるところもあるけど、どこかすれ違う部分もある。 この本を読む前に…

読書メモ『「存在論的ひきこもり」論』

図書館本『「存在論的ひきこもり」論〜わたしは「私」のためにひきこもる』(芹沢俊介著 雲母書房 2010年)読了。 「ひきこもり」と言えば、マイナスなイメージしか思いつかない。そんな私の固定観念を見事に打ち破ってくれた本だ。 「社会的ひきこもり」…

パインアメ

先日、スーパーで、「パインアメ」を買った。懐かしいな、と思いつつ食べた。 パイン パインアメ 120g 出版社/メーカー: パイン メディア: 食品&飲料 この商品を含むブログを見る フト思い付いて、ネットで「パインアメ」を検索してみた。 「パインアメ」は…

読書メモ『敗北を抱きしめて(下)』

『敗北を抱きしめて〜第二次大戦後の日本人』の翻訳本は、上下2冊だが、上巻の方は、敗戦直後の日本の庶民の記述が大部分なので、下巻を中心に書いてみた。(なお、増補版も出ているようだ。) 下巻最初の章のタイトルは、「くさびを打ち込む」。 戦争の後半…

読書メモ『やわらかな生命』

図書館本『やわらかな生命』(福岡伸一 文藝春秋 2013年)再読了。(文庫本も出ているようだ。) 一度読んだ本だった。読んだことを忘れて、また借りてきてしまった。いかに記憶力が低下しているかが分かる。トホホ(;´д`) 『銃・病原菌・鉄』の著者ジャレド…

読書メモ『しない生活』

図書館本『しない生活〜煩悩を静める108のお稽古』(小池龍之介 幻冬舎新書 2014年)読了。 ほんのちょっとした切り替えで、普段の生き方が、す〜っと楽になる、そんなことが一杯書かれている。 この本の裏表紙に書かれてある文章が、この本の内容を端的に…

読書メモ『日本人のための経済原論』

図書館本『日本人のための経済原論』(小室直樹 東洋経済新聞社 2015年)を読了。 ・・・難しかった。 この本は、「資本主義原論」と「経済原論」の二章からなっている。近代資本主義を理解するためには、キリスト教を理解しなければならない、というのが…

読書メモ『呆けたカントに「理性」はあるか』

図書館本『呆けたカントに「理性」はあるか』(大井玄 新潮新書 2015年)読了。 著者の大井玄さんは、医師として終末期医療に携わっておられる。 本書の「はじめに」で、医師が、重度認知症の患者に「胃ろう」をつけるか?と聞く場面がある。私は、びっく…

読書メモ『哲学な日々』

野矢茂樹さんが書いた『哲学な日々』(講談社 2015年)という本を読了。 野矢茂樹さんという名前、どこかで見たなあ、と思っていたら、本書に書いてあった。『論理トレーニング』の著者だった。なるほどですねえ。 そこでまず「§32 論理的ということ」と…

読書メモ『補欠廃止論』

図書館で、「セルジオ越後」の名前に惹かれて『補欠廃止論』(セルジオ越後 ポプラ新書 2016年)という本を借りてきた。 僕には、何十年も主張し続けてきたことがある。それは日本サッカー、いや団体スポーツを強くするためには、部活動などの子どもの教育…

「それがそうなのではなく、あなたがそう見てる」

為末大さんの無料メルマガが、たいへん参考になるなあと思ったので、早速引用させていただく。 マインドセットについて考えていたことを書きましたhttps://t.co/Vp18h6wQZS https://t.co/4qCMOPZYJA— 為末 大 (@daijapan) 2017年3月23日 為末さんは、メルマ…

読書メモ『日本人はどこまで減るか』

『日本人はどこまで減るかー人口減少社会のパラダイム・シフト』(古田隆彦 幻冬舎新書 2008年)読了。図書館で何気なく手にとって読んでみたが、タイトルから予想したものより「深いい」本だった。 ① 少子・高齢化で人口が減る ② 子どもが減り、老人が増…

読書メモ『仏教思想のゼロポイント』

『仏教思想のゼロポイント』(魚川祐司 新潮社 2015年)再読。 う〜む。むずかしい。少しずつ分かりやすいところからメモしていこうと思う。 まず「輪廻」ということについて。 「輪廻」というと私たちは一般的に、ある「人」が死んで、それが別の存在とし…

レジは座ってもいいのでは? (その他雑感)

今日は早く起きたので久しぶりにCDを聞いている。昔買った高橋真梨子さんの「〜スペシャル・ベスト〜コレクション」というCDだ。1993年の発売だから24年も前のものになる。私が学生の頃、友人が勧めてくれたのがきっかけで高橋真梨子さんを知った。当…

読書メモ『輪廻転生』

図書館で『輪廻転生〜〈私〉をつなぐ生まれ変わりの物語』(竹倉史人 講談社現代新書2015年)という本を借りてきた。これは、今読んでいる『仏教思想のゼロポイント』(魚川裕司 新潮社 2015年)の中で「輪廻」について書かれていたので、それをネットで…

読書メモ『治りませんように』

『治りませんように〜べてるの家のいま』(斉藤道雄 みすず書房 2010年) を読み終えた。「べてるの家」関係は4冊目かな?読むたびに新たな発見がある。 べてるの家の作業場や日赤病院のデイケア棟で、一週間に一回から二回のペースで開かれる当事者研究には…

読書メモ『「憲法改正」の真実』

『「憲法改正」の真実』(樋口陽一・小林節 集英社新書 2016年)を読んだ。日本の未来を思うと気分が落ち込んでしまった。本を読んでこんなに暗い気分になったのは久しぶりだ。 この本では、ふたりの憲法学者が、自民党による憲法改正草案(2012年4月公表)…

読書メモ『原発と日本の核武装』

『原発と日本の核武装ー原子力事業のタブーを明かす』(武田邦彦 詩想社新書 2016年)より。 原発推進派と反対派それぞれの主張を客観的に分析している。これは参考になる。武田氏の言うとおり、まず「感情論」で賛成か反対かが決まっているというのは頷け…

読書メモ『君たちはどう生きるか』

家族から借りて『君たちはどう生きるか』(吉野源三郎 岩波文庫 1982年刊)を読んだ。以前から、読みたいと思っていた本だった。 1937年(昭和12年)に書かれたもののようだ。しかし、内容は全く色褪せていない。その中でも、いくつかある「おじさんのNote」と…

「箱根駅伝」を批判的に見てみると・・・。

1月になると、様々な「駅伝」のテレビ中継が流れてくる。その筆頭は、「箱根駅伝」かな。 女子の京都での「駅伝」は、雪で真っ白になって大変そうだった。男子の「駅伝」は、広島だったが、それでも時折、雪や雨が降っていた。 これら「駅伝」のテレビ中継…

読書メモ『「べてるの家」から吹く風』『安心して絶望できる人生』

『「べてるの家」から吹く風』(向谷地生良 いのちのことば社 2006年)を読んだ。 (「べてるの家」は、ブログ「古本屋の殴り書き」で初めて知った。) 実例をそのまま書いているのだろうが、その表現がユニークで、思わず笑ってしまった。だけど、現実は大変な…

読書メモ『体温免疫力』

Dr 安保徹(あぼ とおる)の『体温免疫力』という本を図書館から借りてきた。 西洋医学中心の医療から少し横道にそれているように思われるが、そこはそれなりに有用な部分もありそうである。 まえがきには、 東洋医学の「冷え」という概念を、西洋医学の手法で…

「生きるものの歌」いいね👍

今日は、朝6時30分頃起きた。珍しく早起きだ。 何となくラジオを聞いていたら、永六輔さんが話題になっていて、「生きるものの歌」というのがあるのを知った。 どんな歌なんだろう?早速YouTubeで検索してみた。いろいろな人が歌っているが、さだまさしの…

新春 三題 (「満月の夕」他)

年末年始は穏やかな天気です。除雪もほとんど必要ありません。暇だ〜o(^o^)o という訳で、ネットでいろいろ検索中。 今日は、短い記事で三題まとめて書いてみました。m(__)m 1、新年と共に歳を重ねよう。 戦後、滿年齢の普及と共に個別の誕生日を祝う風習が…

紅白優勝旗の金球

大晦日は、NHKの紅白歌合戦を見た。 優勝は、大逆転で「紅組」の勝ちだった。ちょっとビックリ(^_^;) 「紅組」の司会者が、「優勝旗」を受け取っていた。そのとき、フト気がついた。優勝旗の先端部が、金色の球になっていた。え~っ!!(゜ロ゜ノ)ノ たしか…

大雪とシーシュポスの神話

札幌は、50年ぶりの大雪です。 12月22日と23日に雪が降り続き、交通機関にも大きな影響を与えています。昨日は、新千歳空港で、6000人もの人々が一夜を過ごしたと報道されてました。その前の日にも2000人位の人々が夜を過ごしているので、空…

読書メモ『大往生したけりゃ医療とかかわるな』

前々回、『思い通りの死に方』を読んで、著者、中村仁一氏・久坂部羊氏に興味を抱いたので、図書館で『大往生したけりゃ医療とかかわるな』(中村仁一 幻冬舎新書 2012年)と『人間の死に方』(久坂部羊 幻冬舎新書 2014年)を借りてきて読み終えた。 人…

日光東照宮

先日、ロンブー淳が日光東照宮を説明している番組を、たまたま見た。番組名は、「正しくお参り!バッチリ開運!やしろツアーズ3」というものだった。 いろいろ参考になることが多かったのだが、ちょっと気になったことがあった。それは、①なぜ徳川家康の墓…

読書メモ『思い通りの死に方』

『思い通りの死に方』(中村仁一 (なかむら・じんいち)、久坂部羊(くさかべ・よう) 幻冬舎新書 2012年刊)より。 最初、タイトルを見たとき、ドキッとした。自殺の方法でも書いてあるのかな?と思った。でも、この本の裏表紙には、Γ現役医師2人が、誰も本…

読書メモ『日本の200年』(2)(完)

『日本の200年』(アンドルー・ゴードン 森谷文昭訳 みすず書房 2006年刊)上下巻をようやく読み終えたが、上巻の方がおもしろかった。以下、いくつか興味深い文章があったので引用させていただく。 徴兵制度の評判はよくなかった。1873年の徴兵令は、…

皆婚社会のようで皆婚社会でない。

前の記事を書くためにネット検索しているとき、「皆婚(かいこん)主義」(又は「皆婚社会」)という言葉を目にした。それは、「近代社会と結婚 3」というタイトルがついた、文教大学国際学部椎野ゼミのネット記事にあった。(以下、そこから一部引用させていただ…

読書メモ『日本の200年』(1)

図書館から『日本の200年』(アンドルー・ゴードン みすず書房 2006年)という上下巻のやや分厚い本を借りてきた。江戸時代末期から現代に至るまでの日本を紹介している。原書は英語圏の読者を対象として書かれたもの。江戸時代から現代日本までを捉え…

読書メモ『日本戦後史論』

『日本戦後史論』(内田樹(たつる)、白井聡 徳間書店 2015年刊)を読んで、日本がなぜアメリカに従っているのか、その複雑な心理状態というものが少し理解できたような気がする。 私の高校時代は、テレビのニュースで「全学連」のデモ行進や安田講堂の攻防…

久しぶりに福島事故を思い出した。

11月22日早朝の福島県沖を震源とする震度5の地震・津波と、福島第二原発の冷却水ポンプ一時停止の報道を聞いて、改めて福島原発事故の現実を再認識させられた。 ある本を読んでいてこのような文章に出会った。↓ 国民の多くがこの深刻さを見ようとしない…

テレビの影響

「家族」をイメージするとき、私は、テレビのホームドラマに出てくるような、夫婦と子供達が一軒家に住むという、ほのぼのとした家庭を想像してしまう。各種統計上の説明でも、標準世帯として、夫婦と子供二人の四人世帯がモデルとして表示されるのとどこか…

家族のあり方について。(ツイッターより)

最近、ツイッターを辞めたけれど、見ることだけは続けている。その中で時々「ハッ」とさせられるつぶやきに出会うことがある。今日もそのようなつぶやきに出会ったので早速引用させていただいた。 憲法24条。家族のあり方について。 (「桜梅桃李」という言…

読書メモ『いま〈日本〉を考えるということ』

最近、ツイッターを辞めたので、ついつい「つぶやき」風に記事を書いてしまいました。 今回は、読書メモという事で、『いま〈日本〉を考えるということ』(山本理顕、大澤真幸、木村草太 共著)を取り上げてみました。図書館の新着本です。 山本理顕さんは「建…

この歳になると、誕生日は不要さ。

あと数日したら、私の誕生日がやってくる。満62歳になる。 私は、自分の誕生日を祝うのが、好きでない。 参考までに、日本において、庶民が滿年齢の誕生日を祝うようになったのは、少なくとも昭和25年以降のことらしい。それ以前は、正月に一斉に年をと…

ホットヨーグルト

きょう、初めてヨーグルトを「温めて」食べてみた。意外においしいし、身体にもやさしそう。 先日、あるテレビ番組で、ヨーグルトを温めて食べています、という人がいた。私は、冷たいヨーグルトが苦手であまり食べなかったのだが・・・。実際に試してみて、…

読書メモ『終活なんておやめなさい』

『終活なんておやめなさい』(ひろさちや 青春出版社 2014年)を読了(^o^) タイトルからイメージするのとは違って、面白くて有益だった。 いくつかの点で新しい知識を得たし、それまで漠然と思っていたことがはっきりと書かれてあって、納得した点もある。…

読書メモ『法然 親鸞 一遍』〜法然について

『梅原猛の仏教の授業 法然 親鸞 一遍』(梅原猛 PHP 2012年)から、「法然」に関して、興味深い部分を拾ってみました。 五十年間、私は日本の思想を研究し、「草木国土悉皆成仏(そうもくこくどしっかいじょうぶつ)」という言葉によって表現される天台本覚思想…

「引き算のすすめ」(『自由訳 老子』より)

『自由訳 老子』(新井満 朝日新聞社 2007年刊)を、図書館から借りてきた。 「老子」というと、漢字が多く難解な文章ををイメージしてしまうが、この本は全く違う。自由な「詩」を読んでいるようだ。 その中の一つを引用してみた。 第6章 引き算のすすめ 世…

読書メモ『人生を半分あきらめて生きる』〜「ま、いっか」と思えるようになろう(^o^)

諸富祥彦著『人生を半分あきらめて生きる』 (幻冬舎新書 2012年)を、図書館から借りてきた。 日頃、何かモヤモヤしていた部分が、この本を読むことによってスッキリしたような気がした。 この人生、「努力すれば報われる」などというのは真っ赤なウソで…

いまごろ「初詣」について?

『なぜ八幡神社が日本でいちばん多いのか』(島田裕巳著 幻冬舎新書 2013)を読んでいたら、 初詣という慣習が成立するのは鉄道網が広がり、鉄道各社が正月の乗客を増やすために、初詣を宣伝するようになってからのことである(その点については、平山昇『鉄…

植田真理子さん・・・。合掌。

今日、植田真理子さんが亡くなったというツイートを見た。 植田さんのツイートを見ると、以前から体調不良だったようだ。 しかし、突然のことでビックリした。 植田真理子さんは、どのような人かと言うと、Twitterのプロフイールに、 「性別=元男今女。古楽…

ブログ『進工舍の人びと』より~新成人へのメッセージ(柳美里)

今日は、「成人の日」。 朝、除雪した後、何気なくTwitterを見ていたら、ana_gonさんのツイートが載っていた。 そこには、作家の柳美里(ユウ ミリ)さんが、2012年、福島県南相馬市の新成人に贈ったメッセージが紹介されていた。それを読んで感動したの…