ガラガラポン日記

複雑になってしまった問題を、一度ゼロにして、考え直してみる。

読書メモ『思い通りの死に方』

『思い通りの死に方』(中村仁一 (なかむら・じんいち)、久坂部羊(くさかべ・よう) 幻冬舎新書 2012年刊)より。

 

    最初、タイトルを見たとき、ドキッとした。自殺の方法でも書いてあるのかな?と思った。でも、この本の裏表紙には、Γ現役医師2人が、誰も本当のことを言わない高齢者の生き方・老い方・逝き方を赤裸々に語り合った。」などと書かれていた。中身を読んでみて、「これはいいね???」と思った次第です。

以下、わかりやすくておもしろい目次から拾ってみます。(皮肉たっぷりに書いてあるものもありますので、要注意。)

 

☆ 死にたくても死ねない「長命地獄社会」

☆ 不調を「病気のせい」と言われ、喜ぶ高齢者

☆ 「気持ちに体を」ではなく「体に気持ちを」合わせる

☆ 「効かないわけはない!」と信じてサプリメントは飲むべし

☆ 「スーパー老人」は例外中の例外

☆ 早く死んだほうがいい現実もある

☆ 「長生きはすばらしい」という大本営発表

☆ 90歳への心肺蘇生は正しいのか

☆ 不自然な延命治療に絶望した日々

☆ 「何もしない」という治療もある

☆ 「自然死=不幸な死に方」ではない

☆ 死に時に死なせるのが本当の親孝行

孤独死は理想的な最後

☆ 「足腰を   鍛えに鍛えて   がんになり」

☆ 人間ドックが保証する健康は「当日限り」

☆ 医者に学力と人間力を求めるのは酷な話

☆「頼むから死なせてくれ」が尊重されない日本

☆ 人間にとって本当の尊厳とは何か

☆ 長生きしている人々は「たまたま」長生きだったにすぎない

☆ 明日死んでも悔いない生き方をする

☆ 納得のいく生き方をすれば、死に方はどうでもよくなる

いかがでしょうか?

私自身が、62歳で、母親が86歳なので当てはまることが多く、「死」というものが目の前に近づいている現実を直視せざるを得ない。

 

 

   「自然死」という選択肢が、もっと広まってほしいと思う。確かに医療技術は進歩して、昔ならとっくに死んでる人でも、今の技術なら生かせることができる。しかし、高齢者にとって、長く生きることが本当に素晴らしいことなのだろうか?自分や親の姿を見て、時々自問自答を繰り返している。

 

【中村 】年寄りが楽に生きようと思ったら、とにかく若さと健康を求めていてはダメだと思いますよ。ほとんどの病気はまず完治しないわけですから、そこそこ上手にコントロールしながら、おつき合いしていくしかない。(中略)  それに、老いたからこそ見えてくるものもありますからね。私は腰部脊柱管狭窄がありますので昔みたいに早くも長い距離も歩けませんけど、ゆっくり歩くと目に入る風景が以前とは違うんですよ。脇目も振らずに歩いていると、路傍の雑草なんか見えませんでしょ。

(p171〜172)

 

 

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思い通りの死に方 (幻冬舎新書)

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破裂

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NHK 土曜ドラマ「破裂」 オリジナル・サウンドトラック

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無痛 (幻冬舎文庫)

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