ガラガラポン日記

複雑になってしまった問題を、一度ゼロにして、考え直してみる。

読書メモ『しない生活』

図書館本『しない生活〜煩悩を静める108のお稽古』(小池龍之介 幻冬舎新書 2014年)読了。

ほんのちょっとした切り替えで、普段の生き方が、す〜っと楽になる、そんなことが一杯書かれている。

 

この本の裏表紙に書かれてある文章が、この本の内容を端的に表現している。

メールの返信が遅いだけで「嫌われているのでは」と不安になる。友達が誉められただけで「自分が低く評価されたのでは」と不愉快になる。人はこのように目の前の現実に勝手に「妄想」をつけくわえ、自分で自分を苦しめるもの。この妄想こそが、仏道の説く「煩悩」です。煩悩に苛まれるとき役に立つのは、立ち止まって自分の内面を丁寧に見つめること。辛さから逃れようとして何か「する」のではなく、ただ内省により心を静める「しない」生活を、ブッだの言葉をひもときながらお稽古しましょう。

 

 「煩悩」といえば難しそうに聞こえるが、日常生活の「妄想」ととらえれば、成る程と思ってしまう。

 

この本の中で、「そうですねえ」という言葉に関して書かれた文章があった。小見出しは、「自分の考えを返す前に「そうですねえ」とひと呼吸おく」(p94)である。

 

あるプロ野球監督のインタビューを聞いていると、回答の最初に必ずと言っていいほど「そうですねえ」と言っている方がいた。この人の口癖なのかもしれないが。同じプロ野球選手のヒーローインタビューでもこの「そうですねえ」という言葉が多用される。(私の見ているのは、ほとんど日本ハムの選手だけど・・・)外国選手が「ソウデスネエ」と最初に言葉を発すると、スタンドからは笑いが聞こえる。(これは、日本人選手の口まねであることが分かっているからだ。)

 2017 04 01 勝利監督インタビュー~ジャイアンツ高橋由伸監督~阿部逆転サヨナラ3ラン - YouTube 

(↓3分20秒頃から。)

2017年5月10日 北海道日本ハム・加藤投手・レアード選手ヒーローインタビュー - YouTube

 

「そうですねえ」で検索すると、面白いものがあった。↓

応答詞「そうですね」の機能について » NO LANGUAGE, NO LIFE.

大学の研究論文にも登場していた。ビックリ。

 

個人的には、「そうですねえ」という言葉を有効に使おうと思う。先日、病院に行った時、医師から「新しい薬はどうでしたか?」と聞かれ、予想していなかった質問だったので、言葉が直ぐに出てこなかった。考えてみれば、前回、受診したときに新しい薬を処方してもらったので、医師が質問してくるのは当然だった。それを予想できなかった自分が情けない。言い訳すると、別のことを医師に申し出ようとして、そればかりか考えていたので、新しい薬に対する回答を用意していなかったのだ。これからは、予想外の質問がきたときは、まず「そうですねえ」とつぶやいておいて、その間に言葉を探すことにしよう。これも「そうですねえ」の使い方の一つかな?

 

 

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